ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-09-24の練習日記

 弦楽器の分奏ではトレーナーに中島先生を迎えてオーケストラの基本的な奏法を再確認しました。『おほむたから』にはマーラーの作品を思わせる表現がたくさんでてきますが、「クレッシェンド、ディミニエンドをきちんと、特にディミニエンドではそこから表に出てくるパートをよく意識して」「三連譜は走らないで、たっぷりと歌って」などの指示がありました。コンサートマスターの高木先生からも、「高音部の音程はさぐらずにきちんとイメージして指の位置を決めて」など、具体的な奏法をたくさん教えていただきました。その通りにやると確かにみんなの音が違って聴こえてくるのは不思議です。
 『呪縛』では1楽章練習番号Gからの後打ちのピチカートを練習。「表の休みの拍のときに右手の指を弦に置いておく、というのが基本です」と高木先生。『若者』でも「右手のボウイングをしっかりさらってから、それに左手を合わせていくとうまくいきます」。何十年もオーケストラで弾いていますが、基本はいつも同じです。しっかりさらわねば。写真は休憩時間に高木先生を囲んで楽譜の確認をするヴァイオリンのメンバー
 充実した練習でますます本番が楽しみになりました。若い指導者の方々に山田先生の作品を味わっていただくのも嬉しいことでした。