ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-06-04の練習日記

 山田和男『日本の歌』を初めて練習しました。この曲は最初1944年に作曲され、その後いくつか作られた版のうち、今回は1959年のものを演奏します。山田先生はこの年に姓名学に基づき「夏精」と改名されました。この『日本の歌』1959年版のスコアには、「山田夏精」とはっきり書かれていました。(その後1968年に「一雄」に改名。)
 曲はタイトルとは違ってフランス風の響きがあちこちにみられます。そういえば作詞の深尾須磨子は何度もフランスに滞在していました。山田先生は深尾須磨子の詩にいくつか作曲されています。写真はフルートのパート譜で、★印は四分音の指示で、記譜より1/4音低く奏します。