ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-01-08の練習日記

 今シーズン初練習がありました。テューバコントラバス以外は楽器が揃い、トレーナーの柴山洋先生の指導で充実したドヴォルジャークでした。1楽章によくでてくる「付点四分音符+八分音符+八分音符+付点四分音符」のリズムを柴山先生がホワイトボードに書き出し(写真)、真ん中に縦線を引いて「皆さん、このリズムは真ん中に鏡があるかのように、左右対称にくっきりはっきり演奏してください」とのこと。なるほど気をつけて演奏するとドヴォルジャークの特徴が浮かび上がってくるようです。
 2楽章の途中でオーボエクラリネットの旋律にヴァイオリンがからみあうところは、コントラバスのピチカートがリズムをきざむのですが、楽器がいないのでホルンが自主的にコントラバスパートを吹いていました。来週からは揃う予定です。
 終ってからの宴会では、何回もドヴォルジャークのこの曲を弾いてきているメンバーから、「すごく新鮮な練習だった」という感想が聞こえてきました。ニッポニカで掘り起こしてきた日本人作品演奏の経験が、新たな視点を育んでくれたのかもしれません。