このたび日本近代音楽館が、オーケストラ界に貢献した関係者の顕彰を行っている「渡邉曉雄音楽基金特別賞」を受賞し、本日授賞式がありました。この賞は、日本指揮界の重鎮、故・渡邉曉雄先生（1919-1990）の日本音楽文化に残した多大な業績を積極的な形で今後に引き継ぎ、我が国の音楽界の発展に寄与することを願い1992年6月18日に設定されたものです。今年度の「特別賞」は指揮者の故・若杉弘氏も受賞されました。なお同基金の「音楽賞」は、次代の音楽界を担う優秀な指揮者に授与されるものです。
日本近代音楽館の受賞理由は次のとおりです。
日本の近代・現代音楽の各種の資料を収集するだけでなく、それらを常時一般の閲覧に供せるよう補修・保存してきたことは、資料を必要とするものにとって大きな価値を持っている。1987年以来長年にわたりこの事業を発展充実されてきたことは、渡邉曉雄音楽基金特別賞に値するものと考える。
これまでの受賞者一覧はこちらです。関連の日フィルサイトはこちら。余談ですが、「渡辺暁雄音楽基金」と新字体で書くと、別の賞の印象です。
