本名マエストロはヴェトナム国立交響楽団の音楽監督をされている関係で、ニッポニカは2007年11月にハノイ公演を行いました。それ以来すっかりヴェトナムづいている私は、ヴェトナムに関する本を少しずつ読んできています。その中で出会った坪井善明著『ヴェトナム新時代 : 「豊かさ」への模索』という、2008年刊の岩波新書がすっかり気に入ってしまいました。
この本はヴェトナムの歴史・経済・政治・日越関係などについて、長年ヴェトナムを取材してきた研究者が執筆しています。良いところも悪いところも忌憚のない筆致ですが、行間には著者のヴェトナムへの深い愛情がにじみでています。これからヴェトナムへ行く方はもちろん、既に旅行された方にもぜひお薦めです。新たな日越関係を一歩ずつ築いておられるマエストロですが、ニッポニカの練習の後一旦ハノイへ戻られるので、この本を一冊さしあげました。
この本をみつけたのは、新書マップというサイトです。連想検索をしてくれるので、自分があまり詳しくない分野の本をざっと探したりする時などとても便利です。
