ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2010-02-20の練習日記

『月』の第8曲「満開の紅白梅 姫と若者の踊り」では、ゆったりとした春の情景の中で若者と姫の舞が綴られます。後半でビオラが三連符で伴奏をするところで、マエストロが「そこはブゾーニみたいにやってください」とおっしゃいました。え、ブゾーニ(Ferruccio Busoni, 1866-1924)って、イタリアの作曲家だいうのはわかりますが、どんな特徴の曲をかいているかは皆目知りません。後でビオラのトップにそっと聞きに行くと、「そこは、にじむように弾く、ということでしょうね」とのお話でありました。
ヒロシマのオルフェ』では、オーケストラの演奏に合わせて副指揮の四野見先生がソリストの歌詞を歌ってくださいました。冒頭の「遊んでいかない」バリトンで聞こえてくるのはなかなかおもしろいものです。