ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ショーソン『リラの季節』演奏歴1927-1981

 『日本の交響楽団定期演奏会記録 1927-1981』に掲載されている演奏歴は次の通り。(日本初演は1929年の荻野綾子独唱会です。)

Chausson, Ernest, 1885-1899
Le Temps des Lilas 《3'30》
リラの花咲くころ
 1935 N響 #159 (10/23) 山田耕筰 太田綾子
 1954 東響 #62 (5/13) 斎藤秀雄 福沢アクリヴィ
  

出典:新編 日本の交響楽団定期演奏会記録 1927-1981(民音音楽資料館、1983)p406

 フランス語タイトルの”Temps”は、「時」「時代」「季節」「天気」などの意味の言葉です。この曲の邦題には『リラの季節』『リラの花咲くころ』などがありますが、今回の演奏会では『リラの季節』としました。N響(当時は新交響楽団)でのソリスト太田綾子は、荻野綾子の結婚後の名前です。この時のプログラムは次の通り。1935年にこのような演奏会が行われていたのでした。

#159=10/23 日比谷公会堂
  指揮/山田耕筰
  独唱/太田綾子
 モーツァルト交響曲 第40番
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ショーソン:リラの花咲く頃
 フォーレ:月の光
 ラヴェル:カディッシュ
 ドビュッシーマンドリン
 ラハナー:組曲 第2番


出典:同上 p27