ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-04-10の練習日記

 今日はドーソンを3楽章→1楽章→2楽章の順で練習しました。指揮の阿部先生はバイオリンだけでなくビオラも弾かれるので、ビオラパートになかなか辛辣な指摘がバンバン飛んで来ました。もっともビオラは多彩なジョークにいろどられるパートなので、少々の辛辣さではへこたれません。
ビオラ・ジョークの一例:http://hornpipe.exblog.jp/2781094/


 練習が終って3時間くらいたちますが、まだドーソンが頭の中をぐるぐる回っています。2楽章の最後のところは特に印象的です。最後の23小節は木管楽器と弦楽器がトレモロと長音を続ける中、ティンパニトレモロが重なり、トライアングルは四分音符をひたすら叩き続け、Gong(銅鑼)が4回なります。最初の3回はTubular bell(チャイム)が重なります。写真はビオラパート譜に出てくるGongの鳴る箇所ですが、音符の下に書いてあるのはGongが鳴る印です。これがクレッシェンドとデクレッシェンドに見えるためか、そのように間違えて演奏する奏者もいたようでした。さて本番はどうなりますか。またこの鐘の音はキリスト教の信仰と関係がありそうな気がします。それにしてもドーソンはいい曲だなあとつくづく思います。