ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

『オーケストラ・ニッポニカ第3回演奏会』(演奏会プログラム)

 設立演奏会に続き2003年に開催した第3回演奏会のプログラム。芥川先生と縁のある馬思聡(Ma Sitson, 1912-1987)作品、設立に際し多大な応援をいただいた石井眞木先生(1936-2003)の追悼演奏、木琴奏者平岡養一(ひらおか・よういち, 1907-1981)愛用の楽器を使っての紙恭輔(かみ・きょうすけ, 1902-1981)作品、そして独奏ピアノに彩られるダンディ(1851-1931)の作品と、どれも思い出深い曲目でした。

◆書誌データ

オーケストラ・ニッポニカ第3回演奏会
 オーケストラ・ニッポニカ, 2003.7.13
 22p ; 26cm
 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2003年7月13日(日)14:30開演・紀尾井ホール(東京・千代田区) ; 曲目:
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調(1943)/ 馬思聡 <甦る交響作品シリーズ・世界編 1>
  扇の舞(2002) / 石井眞木 <追悼演奏>
  木琴と管絃楽のための協奏曲 作品56(1944) / 紙恭輔 <甦る交響作品シリーズ・日本編 1>
  フランス山人の歌による交響曲 作品25(1886) / V.ダンディ
 出演: 本名徹次(指揮), 劉薇(Vn), 吉原すみれ(木琴), 渡辺達(Pf), オーケストラ・ニッポニカ(管弦楽) ; 主催: オーケストラ・ニッポニカ ; 後援: 日本作曲家協議会, 日本音楽著作権協会, ニッポン放送, 中国大使館文化部
 内容: プログラムノート / 劉薇, 長島良夫
    伊福部先生の米寿をお祝いして[転載] / 石井眞木
    海を越えた木琴 : 独奏用木琴探し顛末 / 中村昌子
    紙恭輔&平岡養一年譜 / 門倉百合子編
    出演者名簿他

 木琴協奏曲に使用した楽器をめぐるエピソードは、ニッポニカのウェブサイトに掲載してあります。

海を越えた木琴 : 独奏用木琴探し顛末
http://www.nipponica.jp/archive/etc_mokkin.htm

 なおこの曲はその後2005年2月に井上道義指揮東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会にて、平岡養一の楽器により通崎睦美独奏で再演されました。その縁で平岡の楽器は通崎氏が遺族から譲り受けられました。