昨日第18回で使用する楽譜の準備作業を行いました。深井史郎『大陸の歌』と『平和への祈り』はいずれもニッポニカで以前に演奏していますが、手書きの大変読みにくいパート譜でしたので、今回全面的にPC入力したものを使うことになりました。（『大陸の歌』は前回もPC入力譜が作成されましたが、今回さらに改訂版を使います。）初演当時は現在のようなコピー機などはありませんから、全てのパート譜が手書きで作成されていました。弦楽器は必要なプルト（譜面台のこと）の数だけ複製せねばならず、それはそれは大変な作業だったと思います。『平和への祈り』は大編成のうえに、弦楽器がそれぞれいくつものパートに分かれて弾くので、PC入力譜でも膨大な量になっています。演奏の記憶は楽譜とともにあるので、手書きの譜面とPC入力の譜面では全く違う曲であるかのような印象です。5月の練習開始が楽しみです。
昨日はそのほかに、「芥川也寸志管弦楽作品連続演奏会」のプログラム冊子を、お世話になった方々や各地図書館などへ送る作業も行いました。全部で200通ほどになりました。そしてその後はもちろん宴会となり、いろいろな音楽談義に花が咲きました。
