ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2010-01-16の練習日記

アルトサックスとテナーサックスが加わって管楽器がだいたい揃い、ピアノ代奏でチェレスタパートも加わったので、2曲とも多彩な響きを味わうことが出来ました。ときどきハープパートもピアノで聴こえ、『月』の幽玄な雰囲気に色を添えていました。『月』は音源が全く入手できなかったので、練習のたびに新しい響きと出会います。
ヒロシマのオルフェ』ではビオラがメロディーを受け持つ場面がいくつかあり、そういうことはめったにないので、難しくない音形のところは皆で張り切って弾いてしまいます。すると指揮者から「そこは薄い氷が張りつめるような感じで。今のは氷がバシャバシャ割れてるみたい!」と言われてしまいました。
「遅い!遅い!」と指揮者が叫ぶので演奏のテンポが遅かったのかと思ったら、それは男声合唱のセリフでした。歌とオーケストラの掛け合いの練習のために、「さあ若い人!色男!起きてよ!」などと指揮者は叫びます。