ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ヴェレシュ『交響曲第1番』の演奏会

 紀元二千六百年奉祝演奏会で演奏された4曲のうち、ヴェレシュ・シャーンドル(Veress Sándor, 1907-1992)の作品が60年後の2000年に再演されています。日本ハンガリー友好協会主催のハンガリー・フェスティバルの一環として開催された演奏会の、チラシの概要を載せておきます。

ハンガリー・フェスティバル特別企画
“幻の名曲”60年ぶりの再演

2000年11月19日(日)19時半開演
東京芸術劇場大ホール
指揮:井崎正浩
管弦楽ハンガリー・フェスティバル交響楽団
プログラム:

  1. 開幕の音楽 エルケル・フェレンツ『祝典序曲』
  2. ヴェレシュとその音楽(鼎談形式による小セミナー)総合司会:萩原道彦
  3. ヴェレシュ・シャーンドル『交響曲第1番』

主催:ハンガリーフェスティバル組織委員会、日本ハンガリー友好協会
後援:ハンガリー共和国駐日大使館
協力:(財)日本近代音楽財団、新交響楽団
制作協力:(有)コンサートプラザ
チケット:A=¥2000、B=1000 全席指定

[裏面]

  • 60年前(昭和15年)の解説文=資料提供・(財)日本近代音楽財団
      ヴェレッシュ略伝、交響曲解説
  • ヴェレシュ・シャーンドル[紹介]
  • 指揮者・井崎正浩[紹介]
  • 出演オーケストラ[紹介]

 2001年1月1日発行の日本ハンガリー友好協会会報「Barátságバラーツチャーグ」には、演奏会の様子が写真入りで報告されていました。ホルヴァート・ラースロー(ハンガリーのサヴァリア交響楽団ディレクター)、徳永康元(友好協会副会長、ヴェレシュと親交あり)、安部幸明(作曲家、1940年の舞台にはチェロ奏者として参加)、萩原道彦(友好協会専務理事)によるセミナーの様子も載っていました。