作曲家ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976)とテノール歌手ピーター・ビアーズ(Peter Pears, 1910-1986)の作品や遺産は、英国のブリテン=ピアーズ財団(Britten-Pears Foundation)によって維持管理されています。同財団のウェブサイトには、コレクションの全貌や利用案内がまとめられています。
ブリテン=ピアーズ財団のウェブサイト
http://www.brittenpears.org/home
- Visit The Red House: 英国東部、サフォーク州オールドバラ(Aldebourgh)にある、ブリテンが最後の20年間住んでいた家(イベント、ヴァーチャルツアーなど)
- The man: 作曲家ベンジャミン・ブリテンと、テノール歌手ピーター・ビアーズの紹介
- The music: ブリテンの作品演奏音源と作品目録
- Leaning: イベントと学習プロジェクトの紹介
- Research & Collections: 収蔵品、利用方法、目録検索、作品と家の保全
Collectionのサブサイト
- Archive collections: ブリテンの日記、手紙、手稿譜など
- Art collections: ブリテンとピアーズが蒐集したり受贈した美術品
- Audiovisual collections: 録音コレクション
- Interiors: 家具などのインテリア
- Library collections: 本やスコアなど1万点以上のコレクション
- Britten's working texts: ブリテンの作品に使われた詩集など
- Original collection: ブリテンとピアーズの蔵書
- Printed music: 出版譜
- Rare books: 16世紀から19世紀にかけての手稿譜
- History of the Library: 自分たちの死後もコレクションを維持したいと考えたブリテンとピアーズは、1973年に弁護士らの助力を得て信託機関を設立。ブリテンの死後彼の多くの手稿は英国財務省に売却され英国図書館の所有となったが、信託機関はコレクションの永久貸与を受けることができた。1980年ピアーズによって、ブリテン=ビアーズ図書館は正式に開館した。保管庫に隣接した閲覧室は多くの研究者に利用され、2013年には新しい部屋が開室した。
- Photographs: 写真
アーカイヴ目録検索で「Sinfonia da Requiem」を検索したところ、楽譜とともにこの曲が演奏されたコンサートのプログラムもヒットしました。その中には1941年の初演や、1956年の作曲者自身による日本初演のプログラムも含まれていました。
- シンフォニア・ダ・レクイエム 楽譜のデータ: http://bit.ly/28WzYqR
- 初演プログラムのデータ: http://bit.ly/28VbYTT
- 日本初演プログラムのデータ: http://bit.ly/28WJhbB