ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

小宮多美江『受容史ではない近現代日本の音楽史』

 ニッポニカ第26回演奏会の会場で販売していた本です。気になって買っておいたのを、読んでみました。1900年から1960年までの日本の音楽史を、およそ5年きざみで12章に述べています。断片的に知っていたことがらが、ああそうだったのかとつながって理解できました。次回は1958年にスポットをあてているので、音楽史の中での位置付けがすこし見えてきました。

受容史ではない近現代日本音楽史:1900〜1960年代へ / 小宮多美江
 東京 : 音楽の世界社, 2001
 227p ; 21cm (現代日本の作曲家・別冊3)
 目次:
はじめに …2
序章 われわれの音楽の近代とは …9
第1章 1900年 滝廉太郎からはじめる …24
第2章 1918年 大正デモクラシーの時代 …33
第3章 1925年 作曲運動・その前夜 …46
第4章 1930年 作曲運動と音楽ジャーナリズム …56
第5章 1935年 作曲、演奏、批評の協働 …79
第6章 間奏 日本のベートーヴェンに期待 …98
第7章 1940年 紀元二千六百年から敗戦へ …113
第8章 1945年 堰は切られた …139
第9章 1950年 浮上した作曲の根本課題 …161
第10章 1955年 戦前派と戦後派の拮抗 …175
第11章 1957年 歴史のキーポイントはどこか? …189
第12章 1960年 連続する歴史として見る …207
おわりに …222

NDL-サーチ http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001165743-00
詳細目次はこちらにありました。

受容史ではない近現代日本音楽史 〔尾関康幸のホームページ>私の本棚〕
http://www.ne.jp/asahi/yasuyuki/koseki/read_2a_0020.htm