ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

『作曲家との対話』

 同じ時代、同じ社会を生きる作曲家の言葉をまとめた本。30年以上前のものですが、それぞれの作曲家の個性が浮かび上がります。

作曲家との対話 / 日本音楽舞踊会議・日本の作曲ゼミナール1975-1978編
 新日本出版社, 1982.08
 358p ; 22?
 目次: まえがき …1
■自作を語る
伊福部昭 生命力あふれた音楽を ききて 小宮多美江 …9
高田三郎 ひとり、自分の道を ききて 佐々木光 …21
中田喜直 音楽の流れを大切にします ききて 小宮多美江 …33
小山清茂 オーケストラの次にはオペラか ききて 小宮多美江 …43
松平頼則 ただ、自分の音楽をつくってきただけ ききて 秋山邦晴 …55
■時代を生きて
芥川也寸志 作曲家が大衆からはなれては ききて 矢沢寛 …67
松村禎三 生きてきた意味あいを背負って ききて 佐々木光 …81
早坂文雄 もしも早坂文雄の存在がなかったら 報告 秋山邦晴 …93
林 光 広い世間に出ていかなくっちゃ ききて 佐々木光 …109
三善 晃 人間は弱い―そこから出発した愛を ききて 佐川吉男 …123
■作曲の方法論
諸井三郎 普遍に通ずる構成を求めて ききて 小宮多美江 …135
別宮貞雄 直観的理性と感性との融合 ききて 丹羽正明 …147
間宮芳生 創造の根は民衆の基層文化に ききて 嘉納政一郎 …163
石桁眞礼生 自分の音組織をつかむ ききて 小村公次 …175
小倉 朗 言葉の抑揚・リズムから音楽が ききて 金子篤夫 …185
■作品ににじみでる人間像
清瀬保二 作曲するのが楽しくて仕方がない ききて 佐藤敏直 …193
安部幸明 速いスピードの曲が好きです ききて 田村徹 …203
大木正夫 「われいかに生くべきか」を自覚 報告 大木英子・小平時之助 …211
清水 脩 自分は執念の人間だから ききて 佐川吉男 …221
平尾貴四男 自分を表現するものは音楽しかない 対談 平尾妙子・小宮多美江 …231


主要作品年表 …241

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