安部幸明『交響曲第2番』の第2楽章は変奏曲です。主題の後に4つの変奏が続き、最後は主題とコーダで締めくくられます。その第2変奏、練習番号48からの部分は、三拍子の頭をフルート、ファゴット、シロフォン、チェロが打つと、裏拍をヴァイオリンとヴィオラがピチカートで続きます。軽快なテンポですが三拍子の裏拍ばかり続くのはなかなか難しいので手こずっていたら、「こういうのはクラシックにはあまりないけど、ジャズではしょっちゅうでてくるパターンですよ」と教えてくれる人あり。この曲は1960年の作曲なので、安部幸明はアーニー・パイル劇場とかでジャズにたっぷり親しんでいた後ですから、なるほどと納得したことでした。
2014-07-19の練習日記 http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20140720/
アーニーパイル劇場と安部幸明と深井史郎 http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20140905/