ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

安部幸明自伝(その10・最終回)

 クリティーク80編の「現代日本の作曲家」シリーズ5に掲載の自伝からの抜粋編集です。

第5章 ようやく作曲三昧

 30年近くの広島・京都での教員生活でしたが、東京から通っていたそうです。70代になり体調も安定し、1980年から1992年にかけて弦楽四重奏曲10番から15番までを作曲、内外で初演。1984年『ピッコラシンフォニア』。ほかにピアノ曲、歌曲、器楽用小品など多数。
【さて私の作風は】調性があること/古典的なソナタ形式の曲/アレグロを好み、緩徐楽章は好まない/思想的なこと、社会問題などをバックにした作品は自分には向かない

 教え子としては次の方々の名前が挙がっています。

 小山清茂、田村徹、北川暁子(ピアニスト)、井上一清(エリザベト音大学長)、エリザベト時代の教え子からは、永井主憲、水嶋良雄、中原健二、広川和志、京都芸大時代では、藤原三千代、藤井園子、矢田部宏、青木省三、柱本優、はじひろし。

所属団体:日本現代音楽協会日本作曲家協議会、詩と音楽の会