ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

野村光一とあらえびす

 荻野綾子独唱会のプログラムには、「訳詩・野村光一」と書かれていました。あら、あらえびすさんはフランス語の翻訳もやるのかしら、と思ったら、早とちりで別人でした。

野村あらえびす(1882・10・15岩手−1963・4・14東京)
日本の音楽評論家。東京大学法学部を中退後、文筆活動に入り、胡堂の名によって作家としてもきわめて高名な存在であったが、大正末期よりレコードの批評と啓蒙に健筆をふるった。著作には≪バッハからシューベルト≫≪名曲決定盤≫≪楽聖物語≫などがある。本名は長一。

野村光一(1895・9・23大阪−[1988・5・22])
日本の音楽評論家。1920年慶應義塾大学文科を卒業、小宮豊隆に師事。21年から23年にかけてイギリスに留学し、帰国後は新聞、雑誌などで活発な批評活動を展開した。また<日本音楽コンクール>の運営に携わって50周年に表彰を受けた。著書には≪音楽青年の説≫≪名曲に聴く≫≪ピアニスト≫など多数ある。

以上、『新音楽事典:人名』(音楽之友社、1982)による。


参考リンク
野村胡堂 〔野村学芸財団〕http://www.nomuragz.or.jp/kodou.html

荻野綾子独唱会プログラム http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20131106