夏休みに読みたかった本を読み終えました。『風立ちぬ』に始まり飛行機一色の夏休みでした。最終章では大澤寿人が作曲したピアノコンチェルトの素材「神風号」にも触れられていました。著者は『日本のピアノ100年』（草思社、2001）の共著者でもあり、読み応えのあるノンフィクションでした。
満州航空の全貌：1932〜1945：大陸を翔けた双貌の翼 / 前間孝則
草思社, 2013年5月刊 415p
目次：
序章 世界に類例のない翼 …9
第1章 操縦士たちの満州事変 …23
第2章 閻錫山の隠密飛行 …73
第3章 児玉常雄と国際航空事情 …111
第4章 大陸進出への序曲 …139
第5章 満州国の建国と軍閥 …157
第6章 満州航空の創設と救出作戦 …177
第7章 関東軍指揮下の満州航空部隊 …213
第8章 日独間「空のシルクロード」開拓 …237
第9章 大日本航空の誕生 …287
第10章 ノモンハン事件、南方戦線への出動 …321
第11章 ソ連軍の満州侵攻 …349
第12章 日航と全日空 …373
あとがき …396
主要参考文献 …402
本文写真出典 …415
