ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ニッポニカ第23回演奏会終了しました

 昨日の「没後10年 石井眞木へのオマージュ」演奏会、おかげさまでおおいに盛り上がって終了しました。どの曲もそれぞれにインパクトが強く、まだ体の中を音楽が巡っています。ロビーでは作曲家の一柳慧さん、ピアニストの高橋アキさんなど眞木さんに縁のあるたくさんの方々のお姿をみることができました。
 作曲者の陳明志(Chan Ming Chi)さんが中国・上海から来日されたので、打ち上げで2004年の北京公演の思い出話などいたしました。その時オーケストラの曲を演奏した先生方の近況をうかがったら、「唐建平(Tang Jianping)は北京なのでしばらく会っていませんが、秦文琛(Qin Wenchen)は今度上海でやる音楽祭に来ることになっています」とのことでした。朱践耳(Zhu Jian-er)先生はもう90歳になられたけどお元気だそうです。
 リコーダーの鈴木俊哉さんは『ブラック・インテンションI』を25年間に100回以上演奏されているとのこと。中国へは何回も行っていて、特に東北や南部の少数民族の文化に興味があるんです、とおっしゃっていました。眞木さんとは電話で話したことしかないけれど、曲の演奏についていろいろアドバイスいただいたとのことでした。
 打楽器の菅原淳さんは読響の公演で北京に行かれたとのこと。その後音楽交流事業で内モンゴルへも足を延ばされたそうです。そこで内モンゴル旅行経験のあるメンバーをつれてきたら、楽器の話や馬の話など大いに盛り上がりました。打楽器奏者はたくさんの楽器を使うので、それを事前に組み立てて準備し、終わって解体して持ち帰ることの繰り返しで、その苦労話もいろいろ伺いました。私たちもニッポニカのこれまでの打楽器にまつわるエピソードをお伝えいたしました。
*参考リンク
『第2回日中友好合作現代音楽祭in東京/北京 2004』(演奏会プログラム)http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20130415

空を飛んだマリンバ (北京公演こぼれ話) http://www.nipponica.jp/archive/etc_beijing_tour.htm

海を越えた木琴 (独奏用木琴探し顛末)http://www.nipponica.jp/archive/etc_mokkin.htm

『53人のブルックナー : オーケストラ・ニッポニカ第6回演奏会』(演奏会プログラム)http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20100917/1284731029