岩波ホールでやっている映画『そしてAKIKOは…〜あるダンサーの肖像〜』を観てきました。日本モダン・ダンス界の第一人者、アキコ・カンダ(1935-2011)の晩年をとらえたドキュメンタリーで、監督は羽田澄子。若くして渡米しマーサ・グレアムのもとで踊りを学び、帰国後ダンス一筋に燃え尽きた生涯をあまさずとらえた映像がすばらしかったです。宝塚歌劇団に50年間、毎月欠かさず教えに行っていた、というのも驚きでした。7歳で入門したのが石井小浪舞踊研究所というので、調べたら石井小浪(いしい・こなみ、1905-1978)はなんと石井漠(いしい・ばく、1886-1962)の妹とのこと。義理の妹という情報もあり、詳細はよくわかりませんが、小浪は漠に踊りを習ったそうです。舞踊研究所は漠のバレエスタジオと同じく自由が丘だったとのこと。アキコが米国から帰国したころに漠は亡くなっているので、接点があったかどうかわかりませんが、眞木さんはどこかで出会っていたのではと想像します。
アキコカンダ モダンダンススタジオhttp://www.akikokanda.com/index.html
師 石井小浪先生 〔佐藤典子舞踊研究所の歩み〕http://www11.plala.or.jp/ns-dance/konami.html
岩波ホール 上映中の作品http://www.iwanami-hall.com/contents/now/about.html