ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

TOKKアンサンブルのLP

 レコードの棚からTOKKアンサンブルのLPがでてきました。確か発売時に入手したものです。

TOKKアンサンブル・東京 現代日本室内楽
ビクター音楽産業 , p1976
Music for living process / 一柳慧作曲 ; 横山勝也 (尺八) ; 篠崎史子 (ハープ) ; 山口保宣 (打楽器) ; 小杉武久 (電気ヴァイオリン他) ; 一柳慧 (ピアノ)
Strömung / 入野義朗作曲 ; 篠崎史子 (ハープ) ; 小泉浩 (フルート) ; 山口保宣 (打楽器)
Nucleus / 石井真作曲 ; 鶴田錦史 (琵琶) ; 篠崎史子 (ハープ) ; 横山勝也 (尺八) ; 小泉浩 (フルート)
"Munari by Munari" "Corona for pianist" / 武満徹作曲 ; 一柳慧 (ピアノ) ; 山口保宣(打楽器)
Label no.: Victor SJX-7539
録音: 1975年10月27, 28, 29日 ビクター第一スタジオ

桐朋学園大学図書館Web OPAC: http://tohoopac.tohomusic.ac.jp/webopac/catsrk.do

 ライナーノーツより抜粋。

TOKKアンサンブルについて / 入野義朗
 TOKKは東京音楽企画研究所の略称である。この研究所は数年前に二人の作曲家入野義朗、石井真木によって設立されたもので、音楽のこれからの方向を世界的な視野に立って探求し、それを様々な音楽活動を通じて実現してゆくことを目的としている。その主要な活動の一つが日本及び諸外国のアヴァン・ギャルドの作曲家達の作品をすぐれた演奏によって紹介するもので、国内での演奏会やフェスティバル的な催しだけでなく国際的な演奏旅行を通じて世界中の人々との交流をはかっている。
 その最初の旅行は1973(昭和48)年で、この時は「日本の伝統と前衛音楽」という名で公演が行われた。(中略)ボンのゲネラル・アンツァイガー紙が「現代音楽の小アンサンブルとしては世界で最高の一つ」と評したのをはじめとして各地で絶賛を博した。(中略)
 このレコードの演奏は一柳、小杉両氏以外すべて73年度公演旅行の時と同じメンバーである。

TOKKアンサンブルの1973年海外公演 http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20130619/1371641749