ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2013

 秋にショーソンをやるというので、「パリ」がテーマだという今年のラ・フォル・ジュルネに出かけてみました。ショーソンは小品ばかりで管弦楽曲がなかったので、まずはファリャ『スペインの庭の夜』の会場へ。ポーランドのオーケストラをカントロフが指揮していて、色彩豊かな演奏でした。ふと2月に行ったマニラの、カーサ・マニラの庭(写真)を思い出しました。それから1988年に芥川先生の指揮で演奏したことも脳裏をよぎりました。音楽が世界を巡ります。
 次にドビュッシー=ビュッセル編『小組曲』、ビゼー交響曲第1番』を聴きました。こちらは国籍豊かな奏者で編成される香港シンフォニエッタを、小柄な中国系の女性が端正な指揮で率いていました。『小組曲』は山田一雄先生の指揮や、先生の『もう直き春になるだろう』を思い出しました。
 夕方からでかけたのですがどちらの会場もお客さんがたくさんで、帰るころも東京国際フォーラムはまだまだ人であふれていました。オーボエのTさんとかビオラのMさんとか知り合いにもばったり会って楽しかったです。(5月4日)

カーサ・マニラ「時代を超えた異空間」〔マニラ新聞〕http://www.manila-shimbun.com/series/sights/series170340.html

マヌエル・デ・ファリャ:新交響楽団第119回演奏会(演奏会ブログラム)http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20130506/

山田一雄指揮『新世界より』(演奏会プログラム) http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20110107/1294407129