ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ウィーン楽友協会アルヒーフ資料展

 サントリーホール小ホールでやっている展覧会へ行ってきました。

音楽のある展覧会「ウィーンに残る、日本とヨーロッパ450年の足跡」
−ウィーン楽友協会創立200周年記念−
ウィーン楽友協会アルヒーフ資料展
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/sponsor/2012/121006.html

 ウィーン楽友協会で所蔵している、日本に関係した資料が140点以上並べられていて壮観でした。ちょうど協会アルヒーフ室長のオットー・ビーバ氏によるギャラリー・トークが始まっていて、1時間ほど楽友協会にまつわるエピソードをうかがうことができました。協会が設立されたのが1812年で、19世紀末から日本に関するコレクションが形成されてきたそうです。古いところは16世紀イエズス会宣教師の資料もありました。また1873年のウィーン万博に出品された日本関係資料や、明治期の洋楽がはいってきたころの色鮮やかな錦絵などもいろいろあり目を引きました。ヨーロッパで作曲した貴志康一の楽譜もありました。