ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

1954年の管弦楽作品

 芥川也寸志が『交響曲第1番』を最初に書いていた1954年に、他にどんな曲が作られていたかが火曜日に話題になりました。伊福部昭シンフォニア・タプカーラ』もこの年に作曲されています。40歳の師と29歳の弟子の音楽的世界について、あれやこれやと盛り上がりました。前年1953年にはショスタコービチ『交響曲第10番』が作られています。そして芥川は1954年の秋から東欧・ソヴィエトを旅するのでした。

【1954】
芥川也寸志交響曲第1番』
石井五郎『交響曲ニ調』
伊藤隆太『弦楽組曲
伊福部昭シンフォニア・タプカーラ』
貴島清彦『二つの断章』
清瀬保二『ピアノ協奏曲』
佐藤慶次郎『レントとアレグロ
柴田南雄『記号説』(北園克衛詩)
助川敏弥『交響管弦楽のためのパッサカリア
鈴木博義『モノクロームとポリクローム
團伊玖磨『ブルレスケ風交響曲
外山雄三『序奏とアレグロ
永富正之『演奏会用アレグロ
藤本秀夫『組曲第1番』
別宮貞雄『序奏とアレグロ
牧野由多可『交響的狂詩曲「祭典」』
松平頼則舞楽のためのプロローグとエピローグ』『越天楽によるパラフレーズ
間宮芳生『ピアノ協奏曲』
黛敏郎『響宴』『エクトプラスム』
三善晃『ピアノと管弦楽のための協奏交響曲


出典:『現代日本管弦楽作品表:1912〜1980』「フィルハーモニー特別号(53巻9号)」(NHK交響楽団、1981年9月)p58-60