ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-09-18の練習日記

 田中良和先生の指揮で山田作品。初めてなので最初はどぎまぎしていましたが、音楽の具体的なイメージが次々に示されてオーケストラの音が伸びていきました。「『若者』の出だしは若い山田青年がすごい勢いで駆け抜けていき、トランペットのパッパパッで振られてしまう。そのあとはがっくりうなだれてため息を……」
 『おほむたから』ではコンサートマスターの高木先生が、日本風のマーラーの弾き方をたっぷり聴かせてくださいました。パートごとに異なる強弱の変化をしっかりとつけることで、音楽の表情がどんどん豊かになっていきました。
 最初の2曲はところどころ止まりながら練習が進んだのですが、『木曽』になったら一気に最後まで進みました。後半の出だしでビオラが最初にリズムを刻むところでは、「啓蟄のころ出てきた虫がニコッと笑うように」との指示に思わずニコッ。これまでに本番を2回やっているし、今回も練習を重ねているのですが、今回はまた新たな音楽に接しているような気分です。なんだかすてきなコンサートになりそうな予感がします。
(練習中の田中先生の写真撮影のOKをいただいたので、お菓子の写真は昨日のブログに載せました。とはいえあまり上手く撮れなかったので次回にご期待ください。)