ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

作曲家・山田一雄のエスプリを聴いて欲しい!!

 指揮者として知られている山田一雄が亡くなってから、今年は20年目にあたる。山田の指揮ぶりは人々の記憶に強く残っていて、昨年から今年にかけて数多くの演奏録音記録が掘り起こされCDとなって、改めて注目を浴びている。
 その指揮と人柄は優しく同時に厳しく、個性的で鮮烈な訴えかけがあり、天と地を自らが語って相応しい山田一雄のような音楽家はもう現れないかもしれない。
 山田は作曲家を志し、19歳の年には自伝にも書き記している無調のピアノ作品を作曲した。当時、作曲界を牽引していた山田耕筰は45歳の壮年、鬼才・橋本國彦は27歳の若さであり、大澤壽人、深井史郎、平尾貴四男、松平頼則は23歳、尾高尚忠、清水脩、安部幸明が20歳、早坂文雄伊福部昭小山清茂は17歳であって、それぞれの輝かしい才能を発揮しようとしていた。なんと華やかな時代であったことだろう。
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 これは第20回演奏会のチラシに掲載してある文章の冒頭で、全文はニッポニカのウェブサイトに掲載してあります。
オーケストラ・ニッポニカ http://www.nipponica.jp/