ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

マーラー『交響曲第4番』山田一雄指揮(演奏会プログラム)

 山田先生の指揮でマーラーと共にフランス音楽を取り上げました。新宿文化センターの舞台が狭いので危ないことがあってはいけないと手すり付の指揮台を何とか借りてきたのですが、本番間際になって先生に「あれはいらない」と言われてしまったのもなつかしい思い出です。

◆書誌データ

交響楽団第118回演奏会
 新交響楽団, 1988.1.17
 [12]p ; 26cm
 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1988年1月17日(日)14:00開演・新宿文化センター(東京・新宿区) ; 曲目:
  交響詩「禿山の一夜」 / ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ
  スペイン狂詩曲 / ラヴェル
  交響曲第4番ト長調 / マーラー

 出演: 山田一雄(指揮) ; 大沼美恵子(ソプラノ) ; 新交響楽団(管弦楽) ; 主催: 新交響楽団 ; 協賛: 日本マーラー協会
 内容: 山田/新響/マーラー / 桜井健二
    第4交響曲のキイワード / 喜多村めぐみ
    禿山の一夜 / 森山崇
    フランス音楽と木管楽器 / 柴山洋
    他

 交響曲第4番は鈴の音が響く第1楽章で始まり、ソプラノの入る第4楽章で終わります。プログラム掲載の「第4交響曲のキイワード」より抜粋。

…この曲は4楽章のソプラノ歌曲『天上の生活』を目的地にした、天国への道程みたいなものです。その歌曲はもともと第3交響曲の7楽章に「子供が私に語ること」という第で採用されるはずだったのですが、新たなインスピレーションが沸いたのでしょう、この曲をもとに別の交響曲ができてしまいました。(実は第3が長大になりすぎたせい…?)テクストは『子供の不思議な角笛』から「我ら天の喜びを楽しまん」が用いられています。(後略)