2010-10-13 ガルシア=マルケス『百年の孤独』 チリの救出活動がニュースになっていますが、またガルシア=マルケスの『百年の孤独』(新潮社、1999)を思い出しました。家族というか、一族の絆と、それを裏返したような世界が展開しました。帯には次のように書かれています。 愛の欠如のなかに生きる孤独な人間の生と死、相つぐ奇想天外な事件、奇態な人々の神話的物語世界― マコンド村の創設から百年、はじめて愛によって生を授かった者が出現したとき、メルキアデスの羊皮紙の謎が解読され、ブエンディア一族の波乱に満ちた歴史が終る。