芥川也寸志は1979年(昭和54)の山形交響楽団第18回定期公演「芥川也寸志の世界」を指揮しています。また芥川は1983年(昭和58)宮城フィルハーモニー協会の理事、宮城フィルハーモニー管弦楽団(現・仙台フィルハーモニー管弦楽団)の音楽総監督に就任しました。そして翌年東北の作曲家5人の作品を取り上げた演奏会を開催しました。作曲家のひとり片岡良和は見瑞寺住職で、宮城フィルを創立しています。
なお、ニッポニカ第18回演奏会のゲスト・コンサートマスター高木和弘さんは、現在山形交響楽団の特別首席コンサートマスターでらっしゃいます。
◆書誌データ
東北の作曲家たち : 日本の交響作品展 8 : 新交響楽団第103回演奏会
新交響楽団 1984.4.1
20p ; 30cm
注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1984年4月1日(日)14時開演・東京文化会館大ホール(東京・台東区) ; 曲目:
オーケストラの為のコンポジション(1982) / 伊藤俊幸
前奏曲「エメラルドの幻影」(1984) / 佐藤喜美
筝と管弦楽の為のラプソディ(1983) / 林芳輝
語部とオーケストラの為の交響的物語「遠き神々の物語」(1975/1980改訂) / 安達弘潮
抜頭によるコンポジション(1961) / 片岡良和
出演: 芥川也寸志(指揮), 松坂尚子(筝), 熊倉一雄(語り), 新交響楽団(管弦楽) ; 主催: 新交響楽団 ; 後援: 毎日新聞社 ; 協賛: 日本作曲家協議会
内容: [ご挨拶] / 芥川也寸志 ; 曲目解説 / 伊藤俊幸, 佐藤喜美, 林芳輝, 安達弘潮, 片岡良和 ; 出演者名簿他