ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

『青春の作曲家たち : 日本の交響作品展 7 』(演奏会プログラム)

 小倉朗(おぐら・ろう、1916-1990)、松平頼則(まつだいら・よりつね、1907-2001)、戸田邦雄(とだ・くにお、1915-2003)、渡辺浦人(わたなべ・うらと、1909-1995)、別宮貞雄(べっく・さだお、1922-)の20代〜30代の作品をとりあげた演奏会。それぞれの作曲家に自作の解説を書いていただきましたが、すでに4人の方が鬼籍に入られました。

◆書誌データ

青春の作曲家たち : 日本の交響作品展 7 : 新交響楽団第99回演奏会
 新交響楽団 1983.4.3
 19p ; 30cm
 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1983年4月3日(日)14時開演・東京文化会館大ホール(東京・台東区) ; 曲目:
  交響組曲イ短調(1941) / 小倉朗
  南部子守唄を主題とするピアノとオルケストルの為の変奏曲(1939) / 松平頼則
  交響幻想曲「伝説」(1943) / 戸田邦雄
  交響組曲「野人」(1941) / 渡辺浦人
  管弦楽のための「二つの祈り」(1956) / 別宮貞雄
 出演: 芥川也寸志(指揮), 土屋律子(ピアノ), 新交響楽団(管弦楽) ; 主催: 新交響楽団 ; 後援: 毎日新聞社 ; 協賛: 日本作曲家協議会
 内容: 青春讃 / 芥川也寸志 ; 私の青春 / 小倉朗 ; [曲目解説] / 松平頼則 ; [曲目解説] / 戸田邦雄 ; 「野人」を作曲した頃の思い出 / 渡辺浦人 ; わが音楽的青春始末 / 別宮貞雄 ; 作曲の頃[年表] ; 出演者名簿他

 戸田邦雄さんの曲目解説の中に、「伝説」と同時期の作品『交響序曲イ短調』が、伊福部昭『交響譚詩』とともに、1943年(昭和18年日比谷公会堂で山田和男(一雄)指揮、新響(現N響)で初演された、とありました。なお5曲のうち松平作品と渡辺作品の初演も山田和男でした。