ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2010-05-15の練習日記

練習前から、本邦初演となる『寒帯林』のことで指揮者も奏者もそわそわ。第1楽章「うすれ日射す林」は雄大大自然を感じさせるゆったりした曲でした。トレーナーの先生曰く「この曲はそれほど難しいつくりではありませんが、それだけに音程や音色に充分気をつけましょう……」。第2楽章「杣の歌」は、土俗的なリズムの上に中国風の旋律が垣間見えます。第3楽章「山神酒祭樂」はにぎやかなお祭。「ゴジラが2匹いましたねえ」とトレーナー氏。私たちは『タプカーラ交響曲』の原型を感じていました。伊福部先生の『タプカーラ』は数え切れないほど演奏しているので、第1楽章にもその片鱗をうかがうことが出来ました。