ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

マエストロ

マーラー『交響曲第6番』(演奏会プログラム)

山田一雄指揮で演奏した2回目のマーラーのプログラム。第5番より一層スケールの大きな第6番、特に木のハンマーが舞台をたたく第4楽章は壮絶な挑戦といった印象。日比谷公会堂の舞台は大丈夫だったのでしょうか。楽譜に書かれているたくさんのドイツ語を翻訳…

マーラー『交響曲第5番』(演奏会プログラム)

新交響楽団が初めて山田一雄指揮で演奏したマーラーのプログラム。交響曲第1番の第2楽章として作曲された「花の章」と、5番の交響曲をとりあげました。初めてのことに挑戦するエネルギーが満ちていました。 ◆書誌データ マーラーの夕べ : 新交響楽団第86回演…

山田一雄『一音百態』

山田一雄(やまだ・かずお、1912-1991)が神奈川新聞に84回にわたり連載したものを元に、没後まとめられた自伝。帯の言葉は「音楽を愛し 人を愛し 偉大な足跡を残して 信じる道を駆け抜けた 名指揮者(ヤマカズさん)が 自ら語った 感動の生涯。」 ◆書誌デー…

本名マエストロは一旦ハノイへ

本名マエストロはこの後一旦ハノイに帰国され、一ヵ月後にまた来日の予定です。そういえばちょうど一年前にベトナムを訪問したことを思い出しました。それはVNSO(ヴェトナム国立交響楽団)の演奏旅行の追っかけツアーで、ハノイからホーチミン市を経てメコ…

山田一雄・新響マーラーシリーズ

山田一雄指揮で新交響楽団が演奏したマーラー全曲演奏会の記録です。 グスタフ・マーラー(Gustav Mahler, 1860-1911)の没した翌年に生れた山田一雄(1912-1991)は、交響曲第2番・8番・「花の章」の本邦初演をはじめ、マーラーの作品を数多く手掛けていまし…

本名マエストロの記事発見

ニッポニカファンの友人が、本名マエストロとVNSO(ヴェトナム国立交響楽団)の記事が載っている『アゴラ』4月号を貸してくれました。「われら地球人」という連載記事で、たくさんの写真入でマエストロとVNSOを詳しく紹介しているものです。なつかしいハノイ…

山田和男と石丸寛

山田和男(戦後一雄に改名、1912-1991)に師事した指揮者の石丸寛(いしまる・ひろし、1922-1998)は、山田がハルビン響に客演した1945年当時、召集されて二等兵として満州戦線にありました。その時の出来事が『王道楽土の交響楽』の中に次のように紹介され…

ハノイのコンサートほか

本名マエストロは4月8・9日にベトナム国立交響楽団の定期演奏会で、R.シュトラウスのオーボエ協奏曲とマーラー『交響曲第4番』を指揮されました。ソプラノソロは先日『ヒロシマのオルフェ』にも出演いただいた腰越満美さん。また昨日10日には橋本國彦…

『ヴェトナム新時代』

本名マエストロはヴェトナム国立交響楽団の音楽監督をされている関係で、ニッポニカは2007年11月にハノイ公演を行いました。それ以来すっかりヴェトナムづいている私は、ヴェトナムに関する本を少しずつ読んできています。その中で出会った坪井善明著『ヴェ…

芥川也寸志と本名マエストロ

先日本名マエストロを囲んで一杯やった折、「アムステルダムに留学する際、芥川先生に推薦状を書いていただきました」とマエストロがおっしゃいました。そこで「芥川先生とはどこで知り合われたのですか」とお尋ねしたところ、「仙台フィルです。先生がそこ…