ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

エトセトラ

スピーカーの台

今日は部屋の片づけをすこしだけしました。スピーカーの下に置いてあったaudio-technica製の「Crystal Speaker Base AT6061」8個が不要になったので処分することに。私はもったいないなと思うのですが、買った人はそうは思わないみたいです。

大連忘年会

今日は大連国際音楽倶楽部の忘年会でした。大連の演奏会の話、これまでの16年の間に起こったさまざまなできごと、参加しているメンバーの横顔、今後の演奏会について等等、つきない話でもりあがりました。

日本近代音楽館関連記事

昨日の毎日新聞「毎日jp」に、「クラシック:この1年 貴重な資料保存に公的制度を ◇録音、スコア…個人頼みに研究者ら危機感」という記事が載りました。その中で日本近代音楽館にも下記のとおり触れられていました。 日本の作曲家の資料を収集する日本近代…

久しぶりに真空管

昨日の日曜日、ずっと前から家にいるおじさんが久しぶりに秋葉原へ行き、持参の真空管を専門店で鑑定してもらってきました。戦後まもなく作られたと思われる「東京芝浦電気株式会社」製の「マツダ真空管」2本です。子どもの頃おじいさんからもらった物だそう…

東洋文庫のベトナム文献

オフィスで回覧されてきた雑誌に下記記事発見、著者が知っている方だったこともあり、思わず読んでしまいました。 ベトナムの漢字・字喃文献(学術リソース・レビュー) / 矢野正隆 『漢字文献情報処理研究 第11号』p163-169 漢字文献情報処理研究会編、好文…

斯道文庫にベトナムの漢籍あり

昨日慶應義塾大学附属研究所斯道文庫(しどうぶんこ)の展示会をみにいったところ、越南本(ベトナムの漢籍)も一冊展示されていました。ベトナムは長い間漢字文化圏だったので、日本にもいろいろコレクションがあるようです。調べてみたら東洋文庫の図書オ…

今日は休日

ガラスビーズ織りを教えている友人が今週作品展をやるという案内をもらいました。前に一度みたことがあるのですが、とても繊細ですてきな作品でした。素材の組み合わせによってこんなに豊かな世界が広がるものだと感動しました。 光の粒をあつめてII 石田美…

ふしぎなボタン

舘野泉さんのコンサート会場は、北欧のカラフルな服を着たおしゃれな方がたくさんいらっしゃいました。今日みたいな天気の日でも、色とりどりの楽しい服装なら寒さも忘れそうですね。その会場でフィンランドの絵本を売っていたので、1冊買って来ました。『ふ…

カザルスホールを守る会

今年3月に閉館したお茶の水のカザルスホールを守る会があるそうです。 http://casals.us/index.html 音楽家が立ち上がって運動を起こすのを知り、「奏楽堂保存運動」をはじめ芥川也寸志先生が関わってらした様々な社会的活動を思い出しました。 参考:『芥川…

ヒンデミットの室内楽

昨日はミーティングであれこれおしゃべりしていたら、ヒンデミットの『朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって初見で演奏された「さまよえるオランダ人」序曲』という曲があることがわかりました。原題はOuvertüre zum "Fliegenden Holländer", wie sie …

「ベトナムとの出会いと図書館」

2007年の演奏旅行で初めてベトナムを訪れたことを書いた文章がありますので、下記に転載いたします。 ベトナムとの出会いと図書館 昨2007年11月にベトナムへ行く機会があり、ハノイに1週間ほど滞在した。それまでベトナムのことはほとんど何も知らなかったの…

オーディオの話・その3

アキュフェーズのことを調べていたら、トリオ→ケンウッドのサイトがおもしろかったのでご紹介します。「社史」のページもあったので抜粋してみました。 株式会社ケンウッド>社史>本社・工場・関係会社の変遷(抜粋) 1946年12月 ケンウッドの前身である「…

オーディオの話続き

モーストリーの記事には、プリアンプの写真が載っていて、そこにはちゃんと「Accuphase C-200」とはっきり書かれていました。 記事はアキュフェーズの創業者春日二郎(かすが・じろう、1918-2007)の物語。1946年トリオ(ケンウッド)の前身である春日無線電…

オーディオの話

先日購入した『モーストリー・クラシック』11月号をぱらぱら見ていたら、オーディオのページにアキュフェーズのプリアンプの記事が載っていました。 アキュフェーズが初めて世に問うたプリアンプ、P-200。 と書かれているのを見て、ずっとまえから家にいるお…

コーラス

日曜日に近くの公園のイベントで、知人のはいっている女声合唱団のコーラスが披露され、アカペラの四重唱で映画音楽やミュージカルナンバーなど数曲が歌われました。なんでも世界22ヶ国に600もの支部があり、3万人が参加しているコーラスグループで、日本語…

チャイコフスキー

今日は某オケの練習でチャイコフスキーの5番ほかをやってきました。3楽章の掛け合いはなかなか大変でしたが、素朴に楽しかったです。ビールも美味しかったし、話も弾みました。

911のオペラチケット

昨日の酒席で隣になったチェロのM氏が、お財布からやおら取り出したのが写真のチケット。ニューヨーク・シティ・オペラの公演で演目はワーグナーの『さまよえるオランダ人』、そして公演日は2001年9月11日(火)開演19:30。 M氏は当時某銀行のニューヨーク…

真空管アンプその2

昨日は駒沢のO邸にて、18回演奏会の録音鑑賞会を開きました。拙宅から真空管アンプほかステレオ一式を持ち込み、広い空間で響かせてみるとなかなか立派な出来で、早いCD化が期待されます。ニッポニカの公式ツィッターにもレポートが掲載されていました。http…

真空管アンプ

写真はずっと前から家にいるおじさんが夏休みの工作で作った真空管アンプです。2年くらい前から秋葉原でこつこつ部品を買い集め、先日一気に組み立てていました。早速居間のシステムを組み替えて聴いたところ、前とはぜんぜん違います。ちょうど録音会社から…

日本初のオーケストラ

日本で最初のオーケストラは?と聞かれていろいろ調べたところ、拙宅に埋もれていた『現代日本のオーケストラ』という本に、次の内容の記述がありました。 1879年 音楽取調係が文部省により設置される。初代御用掛は伊沢修二(いざわ・しゅうじ、1851-1917)。…

8月15日

昨年から今年にかけて新聞・テレビほかで目にした俳句の中から心に残ったものを掲げます。 八月や六日九日十五日 荻原枯石八月やもどらぬ月日来ぬ月日 高野公一八月やあの日昭和を真つ二つ 野原武原爆忌黙祷一分長からず 塚原木田命とは一握の灰原爆忌 高橋…

有元利夫展へ行きました

東京都庭園美術館で開催中の「有元利夫展」に行ってきました。1987年にその存在を知ってから、展覧会図録を探してみたのですが、入手できずにいました。新潮社のカレンダーに有元の絵が使われているのがわかり、3年くらい買いためて家の壁にはって毎日眺め…

8月9日

今日は長崎の平和祈念式典をテレビで見ました。これまで見た記憶がないので、広島とはまた違った風景に初めて気がつきました。最後の方で歌われた『千羽鶴』という合唱曲は、1995年に公募作の中から選ばれたという歌詞に作曲されたものです。その歌詞と曲が…

比治山のABCC

広島市の平和公園には大木淳夫の詩碑がありますが、広島にはもう一箇所、比治山にも大木の詩碑があるそうです。比治山といえば、ABCCがあったところです。大江健三郎も『ヒロシマ・ノート』の中でこのABCCに触れています。『ヒロシマのオルフェ』にでてくる…

ビオラ印の会社

昨日発見したなぞの「ビオラ印」を検索したところ、小西和夫社長の「コニ・ビオラ」という会社であることがわかりました。ウェブサイトを貼り付けておきます。小西さんはきっとビオラ奏者に違いありません。 株式会社コニ・ビオラ http://www.koniviola.com/

日本近代音楽館とアーカイブ

昨日「日本近代音楽館というアーカイブ」と書きましたが、少々補記します。日本近代音楽館が「図書館」か「アーカイブ(この場合は施設の意味)」か、というのは見方によりまが、作曲家の自筆譜など出版される前の資料は、いわゆる図書館ではあまり扱いませ…

図書館とアーカイブ

図書館の司書の仕事を長年やっていますが、5年程前から某博物館の中で仕事をするようになりました。また近現代の記録資料(アーカイブ)にも数多く触れる仕事をしています。(「アーカイブ」という言葉は、記録資料そのものを表す場合と、それを保管している…

中村鶴城琵琶リサイタル『一遍上人琵琶伝』

今日は急に時間が空いたので、琵琶楽を聴いてきました。中村鶴城さんは2007年ニッポニカのハノイ公演で武満徹『ノヴェンバー・ステップス』を共演していただいて以来のご縁です。長年ビオラなる西洋楽器に親しんでいますが、琵琶なる邦楽器は触ったことはも…

本番の衣装

ニッポニカの舞台はいつもカラフルです。男性は黒の上下に白ワイシャツですが、ネクタイはカラーという指定。そして女性はカラードレスという指定です。カラーは青か緑の寒色系、上下どちらか黒はOK、としています。最初のころは色の指定もせず、舞台がとて…

有元利夫展 天空の音楽

友人が東京都庭園美術館で開催中の「有元利夫展 天空の音楽」へ行って来たと教えてくれました。有元利夫(ありもと・としお、1946-1985)は夭折の画家として知られていますが、私が初めて知ったのは不思議な出会いをした上斗米さんの書いた本を通してでした…