ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ニッポニカ第34回演奏会プログラム

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第34回演奏会プログラム
第34回演奏会のプログラム冊子の内容です。

オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」 : 間宮芳生90歳記念 : オーケストラ・ニッポニカ第34回演奏会
 オーケストラ・ニッポニカ, 2019.1.27
 33p ; 30cm
 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2019年1月27日(日)・すみだトリフォニーホール大ホール (東京) ; 主催: 芥川也寸志メモリアルオーケストラニッポニカ ; 後援: 墨田区 ; 助成: 芸術文化振興基金、アーツカウンシル東京、アサヒグループ芸術文化財団、朝日新聞文化財団、五島記念文化財団、全国税理士共栄会文化財団、野村財団 ; 協賛: 玉の肌石鹸 (株)、ハウス食品グループ本社 (株)、ミヨシ油脂 (株)、 (株)コバヤシ、 (株)資生堂セイコーホールディングス (株)、医療法人社団好日会南赤坂クリニック、 (株)エルアイン、ササヤ書店 ; アーカイヴ協力: 東京音楽大学付属図書館

プログラム:
間宮芳生

  • 「女王ざるの間奏曲」 (2018) オーケストラ・ニッポニカ委嘱作品・世界初演
  • オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」 (1965)

[キャスト&スタッフ]
指揮: 野平一郎
演出: 田尾下 哲
衣裳: 萩野 緑
照明: 西田 俊郎

スキトオリメ: 大槻 孝志
くすの木: 北川 辰彦
女王ザル: 田崎 尚美
オトモザル: 原田 圭
ソノトオリメ : 山下 浩司
男: 根本 泰彦

合唱: ヴォーカル・コンソート東京、コール・ジューン

管弦楽: オーケストラ・ニッポニカ
ゲスト・コンサートマスター: 山口裕之

副指揮: 四野見 和敏
カヴァー: 大槻聡之介
舞台監督: 奥平 一
発音指導: 間宮 芳生
音響: 山中 洋一
コレペティトゥール: 矢田 信子
字幕: 門倉 百合子(監修:間宮 芳生)
字幕制作: (株) イヤホンガイド G-marc 加藤 淳吾
字幕指揮: 竹之内 純子

制作: 芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ


内容:

  • 間宮芳生[プロフィール」 …[2]
  • 本公演によせて / 間宮芳生、野平一郎 …[3]
  • プログラム …4
  • [キャスト&スタッフ] …5
  • ニホンザル・スキトオリメ あらすじ …6
  • 登場人物と相関図、各景の出演キャスト …7
  • 原作・台本: 木島始 ; 詩人 木島始のこと / 神品芳夫 …8
  • プロフィール: 野平一郎、田尾下哲、大槻孝志、田崎尚美、原田圭、山下浩司、北川辰彦、根本泰彦、山口裕之、四野見和敏、ヴォーカル・コンソート東京、コール・ジューン …9
  • 作品情報: 「女王ザルの間奏曲」 ; オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」 …12
  • 舞台初演 (1966/3/14) の公演プログラムより …13
  • 作曲家と詩人 共同の仕事 …15
  • 木島始と「ニホンザル・スキトオリメ」 …17
  • 作曲家と詩人 生涯を貫くテーマの交差 …19
  • 間宮芳生の弟子のことば『間宮先生のこと』 / 糀場富美子、吉川和夫、寺嶋陸也、桒形亜樹子、権代敦彦、原田敬子 …22
  • 日本オペラの発展を願って / 杉理一 …23
  • 間宮芳生のオペラ作品一覧 …24
  • オペラ台本 ニホンザル・スキトオリメ …25
  • 謝辞 …30
  • ニッポニカ演奏会ライヴCDご案内 …26
  • 出演者名簿他 …32

 なお、ニッポニカ第34回演奏会特設サイトに、上記プログラムの内容を一部掲載しています。併せてご覧ください。
http://nipponica.jp/wp_34th/

『スキトオリメ』の字幕

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スキトオリメ台本
オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』の字幕準備が終わりました。字幕は2010年の芥川也寸志ヒロシマのオルフェ』(大江健三郎台本)以来2回目。本番当日私はビオラを弾いているので字幕は見られないのですが、おかげで歌詞がすっかり頭にはいりました。元の台本は仮名がふんだんに使われていますが、字幕は字数制限があるので漢字を使わざるをえません。木島始さんごめんなさい。写真は第3景でスキトオリメと女王ザルの会話の場面の台本。

『ニホンザル・スキトオリメ』あれこれ

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スキトオリメ‐Viola
オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』のリハーサルが続いています。台本を何度も繰り返し読んでみると、当初は「核爆発」とか御真影を想起させる「肖像画」などに気をとられていたのですが、だんだんこれは「死と再生」の物語なのだな、と感じるようになりました。「死への憧れ」に満ちているロマン派の音楽ではなくて、「再生への希望」を感じさせる響きがします。

写真はエピローグのビオラの旋律のところ。くすの木が「スキトオリメの爪が必死に掘った画などは、余程よくわしの洞の中を見るものでないと見えるものではないのだ」と語る場面です。

松平頼則再考:遺された資料にみる創作の軌跡

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日本近代音楽館レクチャーコンサートシリーズ VII
松平頼則再考 遺された資料にみる創作の軌跡

2018年12月15日(土)14:00開演(開場13:30)
明治学院大学白金キャンパス アートホール

松平頼則

  • 日本民謡のスタイルによる子供のためのやさしいピアノ曲(1969)
  • Ré 壱越 「呂旋法によるピアノのための3つの即興曲」から(1987/91)
  • la 黄鐘 「律旋法によるピアノのための3つの即興曲」から(1987/91)
  • オーボエのための蘇莫者(1970)
  • 短歌による二つの前奏曲 ピアノ・ソロ
  • ミニ・ヴァリアシオン(1990)ピアノ・ソロ
  • ピアノのための運動 雅楽の旋律線による(1999)

お話

演奏

入場無料 要予約
予約受付 東京コンサーツ
Tel:03-3200-9755(平日10:00~18:00)
Fax:03-3200-9882
主催:明治学院大学付属遠山一行記念日本近代音楽館
制作協力:東京コンサーツ

ブログをHatenaBlogに変更

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 2010年元旦から始めた「ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ」は、ずっとHatenaダイアリーを利用してきました。この度Hatenaダイアリーのサービスが終了することになり、本日Hatena Blogに記事を全てインストールしました。全部で1500件余りの記事を移しましたが、リダイレクトもされるので前の記事のリンクがそのまま使えます。細かい点はいろいろ直したいところですが、とりあえず記事検索もできるので追々手を入れていくつもりです。新しいURLは次の通りです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ
https://nipponica-vla3.hatenablog.com/

東京交響楽団演奏会でニッポニカ楽譜が使用

 昨日行われた東京交響楽団の演奏会では、日本人作品4曲が演奏されました。そのうち深井、早坂、伊福部の3作品では、東京音大ニッポニカ・アーカイヴの楽譜が使用されました。

東京交響楽団 第68回川崎定期演奏会
2018年10月07日(日)14:00 開演 ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目

出演

  • 指揮:大井剛史
  • ピアノ:阪田知樹

 ピアノ協奏曲のアンコールには、早坂文雄の弟子であった武満徹ピアノ曲『雨の樹素描II:オリヴィエ・メシアンの追憶に』(1992)が演奏されました。
 小山清茂の作品は、1985年に演奏したことがあります。『小山清茂 : 日本の交響作品展 9 』(演奏会プログラム)